僕らは2004年6月、魚食から肉食に転じたらしい

総務省の指揮下で9000世帯が毎日の出費を事細かに記録して提出するという地道な協力のもと実施され、毎月集計されている家計調査。この家計調査によると、「朝ご飯は鮭の塩焼きに、夜ご飯はアジの開き」が定番だったはずの日本人の食生活はいつの間にか、「牛肉・豚肉・鶏肉」を食べる生活に転じていたようだ。
一般世帯の肉類に対する支出が魚介類に対する支出を上回った歴史転換点は、2004年6月だったことになる(2人以上世帯、農林漁家除く、勤労者世帯)。2004年6月といえば、窪塚洋介がマンションの9Fから転落したり、ホリエモン率いるライブドアが近鉄バファローズの買収を表明したり、世界で初めて青いバラが開発されたりとおおむね平和だった月だ。
この月の1世帯当たりの支出額を見てみると、肉類が6136円であるのに対して、魚介類は5999円とわずかに下回っている。翌月も、肉類 6063円、魚介類 5723円と差が開いている。若干の季節性を除くと概ね全ての月で、肉類が上回っている。2009年は肉類に対して6千円後半の支出がある一方で、魚介類は5千円台半ばを推移している。
最大の季節性のある12月は魚介類を多く使う「おせち料理」の伝統からか、まだ魚介類への支出のほうが多い。しかし、「おせち離れ」が進みつつある世相を反映して、じわりじわりと12月の肉類と魚介類の支出の差は縮まっている。この傾向が続けば、今年か来年には12月も含めて肉食過多に転じることだろう。
明治4年に肉食が解禁されてから実に130年かかって、日本人の食生活はついに「魚食中心」から「肉食中心」へと転じた。ところで、最近何かと話題の「鯨肉」は果たして肉食なのだろうか、それとも魚食なのだろうか?
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