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国際開発金融機関の増資、日本はここでの存在感を落とすな!

世界銀行をはじめとした国際開発金融機関が、リーマン・ショック後の景気低迷や財政難に苦しむ途上国や最貧国への長期資金共有を増やすべく、増資を続けています。先進国の潜在成長率が上がらない中、途上国の成長を促し、世界経済全体としての成長の持続を担保するためにも、必要な動きなのでしょう。

もちろん、途上国からすると嬉しい話ではありますが、逆にお金を出す側からすると、当然負担増となることから各国内での議論が予想されるところ。日本でも、国内でも「事業仕分け」でお金の使い道に厳しいチェックが入っている状況ですから、上記のような国際開発金融機関の増資にどう対応するかは、議論が分かれるところになるのでしょう。

下のグラフは、そんな国際開発金融機関の一つ、アジア開発銀行の出資比率のグラフです。日本は米国と同じく15.6%。今回550億ドルから約1,650億ドルへの増資を予定しているとのことですから、(1,650-550) x 15.6%で、日本は約170億ドルの拠出が求められる計算になります。

 

ここは、

・戦略的に、アジア地域の成長に深くコミットすることで、地理的にも近いこの地域全体の成長の恩恵を享受する、

・軍事面での安全保障での指導力発揮が難しいからこそ、経済面での支援を通して地域の安定に貢献する、

という視点からも、ここでの存在感は保ってもらいたいなと個人的には思っています。

第一三共製薬のインド子会社ランバクシーの行く末は?

第一三共製薬がジェネリック薬領域、海外進出の一貫でインドで最大手のランバクシー・ラボラトリーズ社(Rambaxy Laboratories)を去年買収しました。しかしその後、経営不振でランバクシーの株価が急落し、保有株式の評価損が発生。買収当時のCEOが去っていったりと波乱続き。第一三共製薬のボトムラインに影響し赤字を出してしまいました。

そのランバクシーですが、2009年7~9月期は単独で黒字利益を出し(18億6081万ルピー)、3期連続の赤字から脱出。人件費の削減などのコスト抑制策と、インドなどで売上高が伸びたことが貢献したようです。

と、明るいニュースのように見えますが、ジェネリックの輸出先として重要な米国ではかなり苦戦しているようです。

2009年7~9月期の米国の売上高は53%減。昨年9月、米国Food and Drug Administration(食品医薬品局)から同社製造のジェネリック薬の米国への輸入禁止例を受けてから1年が経ちますが、問題はまだ解決されていないようです。

ランバクシー社の薬の製造のプロセスが米国の基準を満たしていないというのが理由のようですが、評判の高い親会社、第一三共の元、早急に解決されると期待されていたようです。英ファイナンシャル・タイムス紙によると(現地時間10月27日版)、9・11同時多発テロ事件発生時にニューヨーク市長を勤めていて、その行動力で莫大な人気を得たルーディー・ジュリアーニ氏(Rudy Giuliani)をコンサルタントとして雇い、米国食品医薬品局との関係を修復しようと試みたそうでが、まだ解決に至っていません。

米国は深刻な医療費問題を抱えているだけに、低価格なジェネリック薬の市場は非常に大きいです。価格面で優位に立っていたインドのランバクシー社にとって、米国市場に輸出できないことによる打撃は大きいでしょう。

それにしても、企業を買収するときに行われるデュー・デリジェンス(due diligence)時に、ランバクシー社の製造プロセスが主要国の基準を満たしていない可能性があることが、発覚しなかったのでしょうか?製薬企業にとって要である、臨床試験と製造プロセス等について、厳重にチェックしそうなものですが。。。

ひとまず単独業績が黒字になったことは喜ばしいものの、第一三共は『とんだ買い物』をしてしまったのか。。。?

ランバクシー社買収の行く末が今後も気になります。

最後に、第一三共の業績推移グラフを紹介します。

第一三共の海外売上高



所在地別売上高



製薬会社純利益比較



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第一三共の海外売上高

所在地別売上高

製薬会社純利益比較

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【リーマンショックから1年】米住宅価格、失われた6年。住宅販売助けた$8,000税控除政策の効果切れるか?

米国で住宅価格の指数として各メディア、エコノミストが注目するものに、Case-Shiller Home Price Indicesというものがあります。Case-Shiller Home Price Indicesによると、7月は前月比アップ。上昇幅がエコノミストの予測を上回るものだったそうです。

低迷していた米住宅市場も底打ちしたのではないかという期待感があります。

政府の景気対策は住宅購入の分野も例外ではありません。マイホーム購入者に$8,000の税控除が優遇されています(初のマイホーム購入の場合など、様々な制約があります)。このプログラムは11月末までに購入した場合のみ適応されます。

さらに、米国では春から夏にかけてが住宅販売のピーク、夏が引越しのピークです。

したがって、7月の住宅価格指数が上昇したのは、政府の景気対策の恩恵を多かれ少なかれ受けたかもしれません。これは、米政府による景気対策、Cash for Clunkers、により自動車販売がいったん上昇したのと同じ効果があったかもしれない、ということです。

表面的には明るいニュースのように見える一方、前年同月比ではまだ10%以上低く推移6年前の2003年の価格レベルだそうで、まさに『失われた6年』。

$8,000の税控除効果が切れた後の12月以降の指数が注目されます。

そこで、Case-Shiller Home Price Indicesのうち、米20都市、10都市から成り立つ、Index Composite 20, Index Composite 10の、1987年からの推移をグラフにしてみました。



こうしてみると、1991年から1996年末までの約6年間は価格がフラットだったんですね。それからドットコムバブルが特にアメリカの西海岸を潤し、上昇する一方の住宅価格とサブプライムローンによるイージー・マネーが米国の消費者の消費行動を誘発し。。。。

果たして2003年の価格レベルが妥当かどうか、疑問に思ってしまいます。

注釈: Case-Shiller Home Price IndicesはKarl Case氏とRobert Shiller氏が考案した指数。米国は、古い住宅でも内装がアップグレードされ、売買が何度も繰り返されます。100年以上前に建てられた住宅が今でも よく見かけられ、古い建物は非常に味があり丈夫です。Case-Shiller Indicesは、このように繰り返される中古住宅販売価格も彼らが考案したあるメソッドにより考慮されているものです。

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【リーマンショックから1年】 米住宅価値は2004年レベル

米リーマン・ブラザーズ証券が破綻してから1年以上が経ち、様々な統計データから世界経済低迷が底打ちしたという、ある一種の安心感を持ち始めた人も多いのではないでしょうか。

米国では住宅統計景気の動向を示すもの一つとして、毎月データが公表され新聞等のメディアで必ず目にするものです。代表的なもはCase & Shiller Indexですが、Zillow Home Value Indexという統計もあります。

Zillow.comはもともと、オンライン上で住宅の売買の支援サービスを提供するベンチャー企業でした。ここが公表するデータも、最近では大手経済新聞メディアなどで取り上げられるようになるまでの地位を築き上げました。

Zillow Home Value Index米30年の住宅ローン金利の過去約10年のデータをグラフで可視化してみました。



こうしてみると、米国住宅価値のピークは2006年代で、リーマンショック前から価格が下がりはじめていたのが分かります。

リーマンショック後、政策金利が下げられ、住宅ローン金利も随分下がりました。当然のことながら、それだけでは落ち込んだ住宅販売が活発になりません。

リーマンショックから1年後の今、米国の住宅価値は2004年のレベルです。2006年のピークに住宅を購入した人は住宅価値を大幅に上回る住宅ローンを抱えていることになります。

景気が回復方向に向かっていると聞くが、まったくそういう気がしない』とアメリカ人がよく口癖に言いいます。

株式市場もマクロ経済統計も回復傾向に向かっていことを示唆する数値が出ていても、個人レベルでは、解雇され仕事を失う人は一向に減らず、なかなか職が見つからないという人の話は当たり前。減給福利厚生を減らした企業も、不景気になる前のレベルに引き上げたわけではありません。

住宅の価値が上昇する一方で、それを担保にお金を借りて消費に走ったアメリカ人のバブル生活は、ある意味夢の中の生活で、二度とあのような状況には戻らないのかもしれません。

アメリカ企業も、これを機に一度締めたベルトは二度と緩めないかもしれませんね。

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【リーマンショックから1年】豪が政策金利を0.25%引き上げ、G20で危機後初

オーストラリア準備銀行(RBA)は10月6日の理事会で、政策金利を0.25%引き上げ、年3.25%とすることを決めました。世界的な金融危機と景気低迷の中、2008年3月以来、豪では利下げが続き、今年2月までに合計4.25%もの引き下げが行われていました。それ以来の利上げですから、実に1年7ヶ月ぶりとなります。今回の危機後の局面で、日米欧を中心とするG20各国の中では初めての利上げとなるそうです。

今回の利下げですが、大方の市場予想は据え置きだっただけに、為替相場への影響も大きそうです。



同日、RBAのスティーブンス総裁は、「豪経済は最悪期を脱し、金融緩和による刺激を弱める時期に来た」とする声明を発表しています。G20の中でも先行して利上げに転じた豪に続き、今後は世界の中央銀行でも政策を緊急対応から平時に戻す「出口戦略」の時期や手法が焦点になる見通しです。

先進諸国の中でも豪は経済危機からの回復が最も早く、過剰とも言われる景気刺激策による影響で、ここ数ヶ月で住宅価格が過去最高水準に達するなど、資産バブルの兆しも見え始めていたようですので、今回の利上げも頷けるところです。一方、まだ2番底が懸念される日米欧各国でも、一部「出口戦略」を意識した動きも見られ始められましたが、豪のようなよほどのサポート材料が無い限りは、出口へ急ぐことだけは避けてもらいたいものです。

→「リーマンショックから1年 ~世界の変化を可視化する~」はこちら!

【関連リンク】
・各国の為替レート
・リーマンショックとは?
・リーマンショックから1年間の出来事

【リーマンショックから1年】自動車販売はいつ回復するのか!?

個人消費の中で大きなウェイトを占める自動車販売は、各国でリーマンショック後に消費が大きく落ち込んでいました。

日本の自動車生産台数は4月の48.5万台から7月には74.2万台へ回復、このまま持続するのかと思いきや、8月には57.2万台に減少しました。エコカー減税等政策的後押しがある程度効いているのは事実ですが、裏をかえせば自然体では需要は冷え込んだままといえます。



国内自動車販売台数の落ち込みは、もっと構造的な問題であり、たまたまリーマンショックでそれに拍車がかかっただけのような気がします。

まず、車そのものに対する意識変化、つまり、車は耐久消費材であり「乗れれば良い」という人が増加したことでファッション性、財産としての車の相対的地位が低下したこと、次に、車の性能向上、第三に環境意識の高まり、そして個人の財布が悪化したことによる節約志向、こうした要素が重なり、購買意欲そのものの低下、平均使用年数の長期化、等をもたらしているものと思われます。

またこうした現象は、程度の差こそあれ、日本だけでなく先進国に共通の現象だと言えるでしょう。
自動車メーカーが採算はさておき「電気自動車」の開発を本格化したり、あのトヨタが「フルラインナップ戦略」を転換したのは、こうした背景をよく理解しているが故の危機感の表れだと思われます。

一方、米国の自動車販売台数は、2009年7月以降大幅に回復しており、8月には21週間連続のマイナス成長から、プラス成長へと転じました。ただ米国でもエコカー補助金が奏功した面が大きく、その反動減がいつから出るのか、また米Big3が得意とするピックアップトラックや大型SUV等の大型車から売れる小型車へシフトできるのか注目されます。フィアットと提携したクライスラーの意図もそこにあるのでしょうから。



→「リーマンショックから1年 ~世界の変化を可視化する~」はこちら!

【関連リンク】
引き続き低迷する個人消費。外需、内需共に政策頼み
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世界の景気不況も悪いことばかりではなかった。温室効果ガス排出が低減!

2009年も残すところ3ヶ月ちょっととなりました。今年は、世界同時景気不況の深刻化に伴って、企業の間では雇用調整賃金カットといった就業制度の見直しなど、企業における環境が大きく変化しました。解雇や収入減などにより、私達一般消費者の生活も、不況に柔軟に対応するために調整しなければなりませんでした。

と、色々暗いニュース続きでしたが、不況のおかげで良くなったこともありました!

International Energy Agency(以下「IEA」)『国際エネルギー機関』の調査によると、「100年に1度の危機」とも言われている今回の経済不況の”おかげ”で、温室効果ガス排出量(greenhouse gas emissions)が減少したとのことです。

特に、化石燃料の消費で放出される二酸化炭素の排出量過去40年で最大の減少1981年の不況時よりも減少したそうです。

不景気に伴い、世界全体の工業生産高の減少や、需要の減少や資金不足で石炭火力発電所の建設が棚上げされたことなどをIEAは要因にあげています。

さらに、欧州による2020年までに排出量20%カットを目標とする政策、米国の自動車排気ガス削減政策、中国によるエネルギー効率の向上を図る政策なども効果を挙げているとIEAは示唆しています。

今年12月にデンマークのコペンハーゲンで開催される予定の『気候変動枠組条約締約国会議』前の11月に、IEAは正式な調査報告書とデータを公表する予定にしているそうです。

OECD経済協力開発機構』が公表する、燃料の消費で放出される二酸化炭素の排出量データをグラフで可視化してみました。



OECDのデータ(1971年から2006年まで)で石油燃料による二酸化炭素の排出量の推移を各国間で比べてみました。これ、という理由はないのですが、米国、中国、日本、ドイツ、フランスで比較。こうしてみると、米国は本当に高い水準。中国の排出量の増加が。。。恐ろしい。Beijingに行くと空気がグレーで目が痛くなる、というのを聞いたことがありますが、納得できます。

それに比べ、日本、ドイツ、フランスは優秀ですね。

【IEA HPのトップページに調査結果の速報ニュースが載っています】→ http://www.iea.org/

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米ネット競売大手イーベイ、シナジー効果が見込めなくなったIP電話サービス事業スカイプの株式65%を売却。

米ネット競売大手イーベイeBay)は現時時間9月1日、傘下のネット電話サービス事業スカイプSkype)の株式65%を現金19億ドルと1億2500万ドル相当の社債、総額20億2500万ドルで売却することを明らかにしました。Skypeの事業価値は27億5000万ドルと見積もられたそうです。

Skypeの2008年の売上高は前年比約44%増の約5億5100万ドル、登録ユーザー数は同47%増の4億0500万人に達していました。

Skypeユーザー間のネット電話は無料。Skypeから低価格で一定の固定電話や携帯電話へ電話がかけられ、利用客数を増やしていましたし、収益も悪くなかった事業だったのに、なぜeBayは手放してしまったのでしょうか?(最後にeBayのSEC filingデータをグラフ化したものを埋め込みました。参照ください。)

eBayは2005年に、前CEOメグ・ホイットマン(Meg Whitman)氏のもと、ネットオークション顧客がリアルタイムにeBay上での売買について話し合えるようにと、26億ドルを支払ってSkypeの買収へと踏み切りました。eBayの現CEOのドナフー(John Donahoe)氏は就任後、スカイプと電子商取引を手がける親会社との間のシナジー効果が乏しいと発言していました。Skypeの買収から4年の歳月が流れた現在、今回の売却により当初の計画通りには事が運ばなかったことを認めた形になりました。

eBayはSkypeを分離することで、中核事業である電子決済サービス、ペイパルPayPal)と競売ビジネス経営資源を集中させることを可能にさせます。

ところで、eBayはSkype株35%の保有を続けることになりますが、これは、SkypeがeBayのバランスシートから外れることにはなるが、Skypeの業績が上向いた際には、eBayが営業外利益においてその恩恵にあずかることができるという構造になります。

シナジー効果が見込めないと認め事業を切り離す潔さ。切り離しつつも、業績が上向いたときには、その恩恵を受けることができる構造にしておく。。。 事業部門に見切りをつけば過去にこだわらずばっさり切り、それでいて、ディール・メーキングのセンスがアングロサクソン系の血には流れているのでしょうね。

さて気になる買収側ですが、米投資会社シルバーレイク・パートナーズ(Silver Lake Partners)率いる企業連合。企業連合の構成はインデックス・ベンチャーズ(Index Ventures)、米ネットスケープ(Net Scape)の共同創業者マーク・アンドリーセン(Marc Andreessen)氏とOpswareの共同創設者であるベン・ホロウィッツ(Ben Horowitz)氏によって設立されたアンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz)といったベンチャー投資ファンドのほか、カナダ年金制度投資委員会(Canada Pension Plan Investment Board)などから成ります。ちなみに、アンドリーセン氏はeBayの取締役でした。

eBayのCommunication部門、Skypeの業績推移



Skypeのユーザー数とSkype利用分数の推移



eBayの事業種別売上高の構成



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米アップル社のiPhone、巨大市場中国への進出の可能性高まる!

通称「スマートフォン」(Smart phone)と呼ばれている携帯電話端末の世界市場に新しい動きが?!

米アップル社は、iPhone(アイフォーン)の中国市場での販売について、中国政府と中国連合通信チャイナユニコム、China Unicom)との交渉が合意に近づいているそうです。うまくいけば早くて年内に中国でiPhoneが登場?!

アップルブランドもiPhoneも、地元の米国市場では知名度も高くファンも多いなか、米国以外の市場では苦戦しているそうです。というのも、例えば日本や欧州などでは、iPhone並の便利な機能がついた携帯電話端末機がすでに存在するからなのでしょう。

携帯電話契約者数人口6億87百万人とも言われる中国は、米国の契約者数2億70百万人と比較しても非常に大きく注目される市場であることが分かります。中国では、キーパッドのないスマートフォンはステータスシンボルの一つのようで、小銭を持つ若いプロフェッショナルからビジネスマン、富裕層人口がiPhoneのようなスマートフォンに切り替えることが大いに期待されているのでしょう。

一方懸念材料も残ります。

中国で最大の携帯契約者数を持つChina Mobile Ltd.(中国移動有限公司)は、米グーグル(Google)社のAndroid(アンドロイド)仕様のスマートフォンを近々販売する予定ですし、同社は台湾の携帯電話メーカーHTC Corpが製造する7つの3G携帯電話も販売する予定にしています。

さらに、中国の消費者が支払う携帯電話端末1つあたりの平均価格は約1,100元(約160米ドル)。iPhoneは現在、2年間契約コミットをしても1端末199米ドル、契約コミットなしだと599米ドルと高い値段で設定されています。

さらに、ARPU(Average monthly revenue per user、加入者一人あたりの月間売上高)は米国では約60米ドル(iPhoneの通信サービスは、米国内では現在米AT&T社のみが提供)。中国ではARPUが非常に低く平均たったの6米ドル

どこかの市場から流れてきたiPhoneがすでに中国で出回っている状況のようなので、価格や競合面で様々なチャレンジはあるものの、やはり高成長が期待できる中国市場進出を果たすことで、アップル社にとってペイオフはあるのではないでしょうか。

実質国内総生産(GDP)年間成長率の推移 中国、米国、日本比較



出典: OECD Factbook 2009

中国PC市場におけるアップル社のマーケットシェアは1%ほどにすぎないといわれています。これをチャンスに、中国市場での知名度を上げ、iPhoneの販売台数の成長が急騰するのではないかと、経営陣も大いに期待していることでしょう。

米アップル社 iPod, iPhone売上個数の推移


出典:米アップル社

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通話事業厳しい!

日産がクライスラーとOEM契約解消。日産の北米戦略はどうなるのか。思い切ってライトトラック市場から撤退するという選択肢はないのでしょうか・・・

日産自動車とクライスラーは米国現地時間の26日(日本時間27日)、2008年に発表した、以下3つの車両供給に関するOEM契約の解消に合意したと発表しました。

1. 日産からクライスラーへ本年より南米市場向けに小型セダンを供給。
2. 日産からクライスラーへ2010年よりグローバル市場向けに小型車を供給。
3. クライスラーから日産へ2011年よりフルサイズピックアップトラックを供給。

2008年のOEM契約締結以降、事業環境の著しい変化を踏まえ、両社間のOEM契約を解消することが双方にとって最善であるという結論に達した模様です。クライスラーは小型車に強いフィアット傘下に入ったので、まあ当然といえば当然の帰結でしょうか。

日産は提携解消に伴い、北米戦略を見直す意向で、燃費の良い小型商用車を来年から米市場に本格投入するとともに、クライスラーから調達予定だった大型ピックアップトラックは自社生産の継続か他社からの調達かを検討し直すようです。

日産からクライスラーに供給予定だった小型車については、単独での販売でも拡販に影響ない、とのことで、まあそうかな、という気はしますが、ピックアップトラックについては微妙なところでしょう。



もともとピックアップはDetroit3の牙城であり、日系のシェアは相対的に低いですが、トヨタの「タンドラ」がまずまずの販売成績であるのに対し、日産の「タイタン」の売れ行きはいまひとつです。

自社生産にこだわらずにどうせならダントツトップのフォード「Fシリーズ」の供給を受けるか、敢えてラインナップにこだわらずに、ライトトラック市場から撤退しカー市場(小型・中型)で勝負するというのも一つの選択肢だと思うのですが。。。

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日産自動車がクライスラーと提携解消

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